往年のクライマー(元登攀倶楽部の会員)によるブログです。


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後立山・不帰二峯東壁三角形岩壁・関西クライマースクラブルート(KCCルート)

(「岳人」361号(1977年7月)記録速報より)

★後立山・不帰二峯東壁三角形岩壁・関西クライマースクラブルート(KCCルート)
1977年3月19~26日◇登攀倶楽部◇パーティ=渡辺悦男(京都)、大柳典生(大阪)

 下部三角形岩壁は、72年10月開拓のKCCルート。上部三角形は、76年8月のKCC第2ルートで、両ルートとも、冬季初登と思われるが、過去3回の敗退を重ね、4度目にしてやっと完登できたものである。
 19日、曇り。八方尾根丸山までとする。
 20日、晴れ。大量のデブリで埋まった唐松沢を横断し、独標ルンゼからKCCルートに取り付く、10時。2P、ハング下の大キノコ雪は、鋸で穴をあける。次の半ピッチにザイルを固定し、キノコ雪上でビバーク、16時半。
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 21日、晴れ、8時発。三段テラスはキノコ雪のため、右から大きく巻く。5P、核心部のハング帯を抜けると暗くなる。スラブ帯の堅雪壁をランプをつけて2P登り、大キノコ雪上でビバーク、19時半。
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 22日、曇り、9時発。20米の下降で夏ルートにもどり、最後の壁を抜け、9P目で雪稜に出る。雪稜を馬乗りになって、3Pで甲南のコルへ着く3時半。使用ピトンは登攀用9、確保用4、ボルトは登攀用1、確保用4。
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 23日、雪、停滞。
 24日、風雪。甲南ルンゼを雪崩を発生させながら下降。約2時間で取付き点を捜すが、発見できない。これ以上ルンゼにいるのも危険なため、あきらめて独標ルートから取りつく、8時半。3P目の垂壁からKCCルートに入る。岩質悪く、ピトンは利いていない。5P、キノコ雪が重なり、鋸を使用する。6P、雪稜に出てキノコ雪上でビバーク、17時半。使用ピトンは登攀用3、確保用1、ボルトは登攀用3(うち2本は回収)、確保用1。両ルートともピトンはすべて回収。
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 25日、風雪、9時半発。雪崩の危険があり、アンザイレンしたまま腰以上のラッセル、主稜線着、正午。ルートに迷いながら唐松山荘へ15時着。
 26日、風雪、八方尾根を下る。
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by touhanclub | 2016-01-14 01:04 | 大柳典生の部屋